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ザイール川名物、「動く市場」とは?

世界に市場はいろいろあるが、コンゴ民主共和国(旧ザイール)の動く市場ほど、ユニークですさまじいものはないだろう。この国は国土の半分以上が熱帯雨林なので、道路の整備が悪く、陸上の交通は困難。そのため、川を利用した水上交通が、おもな交通手段となっている。その水上交通網の幹線となるのがザイール川なのだが、この川の下流にある首都キンシャサと、北東の上流にある都市キサンガニのあいだ、約千七百キロを、平均時速七キロほどで、片道十日ほどかけて、大型の船が移動する。船は、公式の定員は四百人なのだが、実際には、二千人かそれ以上もの人々が乗船。しかも、乗客の大半は商人たちで、さまざまな商品を船に持ち込み、たんに運ぶだけでなく、船のあちこちで店開きをしている。川沿いの村では、この船がやってくると、ヤギ、ブタ、川魚、ワニなど、その土地の産物をカヌーに積み込んでは、けんめいに漕いで船に近づき、乗船する。船に乗っている商人たちに売るためだ。乗客の商人たちは、こうやって村人たちがもってきた地方の産物を仕入れては、都会で売り、都会でさまざまな生活必需品を仕入れては、船上で店開きする。そして村人たちは、持っていった品物を売った金で、船上で売られている生活必需品を買うわけである。これらの船は、都会の品を地方に、地方の品を都会に運ぶ「動く市場」なのだ。商人だけで定員の数倍乗っているところに、大量の商品を積み、さらにひっきりなしに流域の村人たちが乗ったり降りたり。よく沈まないものだと感心してしまう、すさまじい市場である。

日本に最も安くかける法

海外のどこに行っても、現地の市内、市外通話でそれほど高く通話料がかかることはない。問題は、日本へ何かの用事で電話する時の国際電話代だ。特に個人で旅行している人にとっては、朝起きてから“エクスキューズ・ミー”とか“メルシー”を連発する毎日で、久しぶりに聞く日本語での知人や家族との会話に思わず長時間喋ってしまい、ホテルの請求書を見て青くなるというのも、よくある話だ。そこで、現地のどこでどのように日本への国際電話をかければいいかをまとめておこう。まず、ホテルのロビーの公衆電話で、国際プリペイドカードを使ってかける。ホテルの客室電話は便利だが、電話敷設料というサービス料金をとられる。これがホテルや国によってまちまちで、通常の2割〜5割増しになる場合もある。そんな時は、クレジットカード払いにすればいいのだが、いくらかけてもいいとなると、つい話し過ぎてしまう。その点、国際プリペイドカードを使えば、一定の金額以上話せないから、無駄話もしなくなるというわけだ。例えばKDDの「スーパー・ワールド・カード」の場合、1000円、3000円、5000円の3種類あり、アメリカの公衆電話にカードを入れ、「1‐800‐433‐0081」を押し、日本語のガイダンスに従って、持っているプリベードカードの番号や日本の電話番号を押せばいい。現地で余っても、日本の国内通話で使えるから嬉しい。また、街角でコインやカードを持ち合わせていない場合、KDDのスーパー・ジャパン・ダイレクト、IDCのホーム・ダイヤル、JTのホーム・ダイレクトの「トールフリー」の番号を手帳にメモしておいて、公衆電話からそこにかける。日本語の音声ガイダンスに従いクレジットカード番号、暗証番号、日本の電話番号をダイヤルすれば、すぐ繋がり、自分のクレジットカードから引き落される。ただし、日本であらかじめ入会しておかねばならない。どの国際通話会社が安いかは地域によって異なるので、出発前に目的地からの基本料金を確認しておくと賢い。

日本三名橋のなかでも最高といわれる錦帯橋

日本三名橋のなかでも最高といわれる錦帯橋は岩国にある。小さい太鼓橋をいくつも連ねた独特の姿は付近の山の緑ととけあって美しく、復元された岩国城の天守閣も彩りを添える。最近ではテノール歌手錦織健が「トゥーランドット」(プッチーニ作曲)のアリアを歌うネスカフェのテレビ・コマーシャルで若い世代にも再認識された。柳井にも古い街並みが残るが、最近の名物は三十三歳で初当選し一時全国最年少の市長だった松下政経塾出身の河内山哲朗氏。徳山、防府、宇部といったあたりは、コンビナートなどが立地したが、産業構造の変化で少し苦戦中。セメントの町でもある宇部では毎年彫刻展を開き受賞作品で町を飾っている。小郡から山口を経由して島根県の津和野まで六三キロはSLが走っており、美しい姿と迫力ある音を実感できる。方言としては、「おいでませ」が観光キャンペーンでもよく知られている。