イオン銀行やセブン銀行などは店舗数やATMの数が多く、営業時間が長いことなどが高く評価されているようです。ちなみに、イオン銀行は支店が年中無休で、21時まで営業しています。この調査結果からわかることは、銀行の利用者は、魅力のある金融商品(金利の高い定期預金、金利の低い住宅ローン、為替手数料の安い外貨預金など)を求める一方で、利便性(使い勝手)のよさを求めて銀行を選ぶ人もいる、ということです。楽天銀行やジャパンネット銀行などが上位20位以内に入っていないのは、通販やネットオークションの代金の受け渡しには便利なものの、定期預金などの金利はソニー銀行や住信SBIネット銀行と比べて魅力がなく、しかもイオン銀行やセブン銀行と比べると利便性で見劣りする、といったことが背景にあると思われます。
「プライスラインドットコム」を思い出していただきたい。「マーケットメーカー」とは、プライスライン同様、売り手と買い手をつなげるマッチング機能を果たす。B2Bでは、すでにGEの情報子会社GEISによる「TPN」や、GMの「GMトレードエクスチェンジ」といった部品調達ネットが走り出している。その販売会社とユーザーをつなぐ部分を見てみよう。たとえば自動車メーカーはいま、それぞれ専属の販売業者を持っている。買い手にしてみれば、車を買おうというとき、どんな商品があるかというのを知るためには、自動車メーカー数社がそれぞれ持っている販売会社をぐるっと一周しなければ全部を見ることはできない。販売会社側から言っても、N人の顧客全員に個別にあたっていかないと、どこに売れるかはわからない。つまりどちらにとっても、一対一の対応をN回繰り返さなければならなかったわけだ。ところが、いままで一対Nの関係で時間をかけなければ売り手と買い手がマッチングしなかったものが、マーケット。メーカーが問に入ってN対Nでそれぞれの情報が全部つながることによって、瞬時に売りと買いがマッチすることになる。ネットワークによって売り手側からは「売りたい情報」を、買い手側からは「買いたい情報」をそれぞれ膨大に送信する。それをマーケットメーカーのデータベースで処理すると、個別に必要なもののマッチングができる。通信の技術革新によって、こんなことが可能になったのである。
印刷されたカタログでは、六ヵ月有効なら六ヵ月、三ヵ月なら三ヵ月間は価格変更はできない。従来は、シーズン末に注文があった顧客にだけ値下げして販売することが可能であった。インターネットでは、パソコン上に文章と写真さえ用意できれば即時にホームページにアップロードが可能となる。写真もデジタルカメラの登場で即対応できる。新製品の発表、クリアランスセールの告知には最適のメディアとなる。品切れへの対応も即時にできる。印刷メディアではまったく不可能だったことが瞬時に実現できる。メディアとしての大きなメリットがここにある。商品のライフサイクルも短縮化され、競争も激しいこの時代では、変化への対応が機敏に行われることが大切だ。インターネットはいま、この敏捷さを実現してくれるツールとなった。世界が単一市場に変貌したことは、同時に状況が刻々変化していることを前提に意思決定を機敏に実行しなくては生き残れないことを証明してもいる。発信もそして受信も即時であるこのメディアは、これからの経営」不可欠のものとなりつつある。まして新製品競争の激しい小売りの世界ではなおさら不可欠の要素となっている。
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